身体の叫び

 事故の後、完治したにも関わらず、筋肉がつかなくなってしまったり、術後完治したにも関わらず、患部の痛みがよく起こったりすることがよくあるようです。

 事故や手術など、カラダへの物理的なダメージを与えてしまうのは仕方ないことだと思います。
でも、カラダの気持ちになってみるとよくわかるのですが、カラダにとって物理的なダメージは、介入以外の何物でもないのです。

 突然、家に知らない人が入ってきたら、怖いのと同じように、カラダにとってもメスを入れられるのは、耐えられないくらい怖いことだったりします。そのような感情が患部に留まっていることはよくあります。例えば、何年も前に受けた手術のあとが、よく痛むという方のその患部に触れてみると、恐怖や悲しみなどの感情がでてくることがあります。カラダの声を聞くと、「何するんじゃ、コラ!」と患部が表現し続けている方もいました。全身に筋肉がつかなくなってしまった方は、怖さのあまり全身が硬直してしまっているのかもしれません。

 しかし、私たちは医学的に完治と診断されているので、事故や手術と関連してカラダが感情を表現しているということに気付こうとしません。事故、怪我、手術などカラダへの物理的なダメージは、西洋医学的に治癒したと判断されても、カラダに記憶されていることがほとんどです。こういった場合は、その患部の声を聞いてあげることで不思議と症状が緩和していきます。

痛みはカラダの叫びです。

 どうしても仕方なくカラダにダメージを与えてしまったときは、カラダに触れて、しっかりカラダと対話してみてください。その後の治癒が格段と早くなるはずです。もしご自身でやってみて難しさを感じられた方は、セッションを受けにきてください。事故や術後の回復にとてもいいと思いますよ。

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