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気功やエネルギーワークの誤解:「送る」のではなく「発散」する

Unfolding Bodyworkのセッション中、身体にそっと触れるだけで、クライアントさんが「不思議と力が抜ける」「身体の奥から温かいエネルギーが湧き上がってくる」といった体験をされることがよくあります。そして、私の手が温かいことに気づかれ、「気を送っているんですか?」と尋ねられることも少なくありません。

しかし、ここで一つ、お伝えしたいことがあります。それは、「気は送るものではない」ということです。

「気を送る」という言葉には、なにかを外から注入するという先入観、あるいは誤った意識が潜んでいると感じています。なぜ「誤った」という言葉を使うかというと、そもそも気というのは、誰かから誰かに一方的に送られるような性質のものではないからです。

「気を送る」という意識の先に潜むもの

もし、誰かが「気を送ろう」としているとしたら、それは往々にして「エゴの意識」を送っていることに他なりません。その意識が邪魔をして、自身の体感覚も鈍くなり、結果として自分が一体なにをしているのか、本当の意味でわかっていない可能性さえあります。

もし、気の流れを繊細に感じたり、あるいは目に見えるように捉えることができるなら、そもそも気を「送る」必要がないことは明確に理解できるはずです。気は、すでに私たち一人ひとりのなかに存在し、流れているものだからです。

では、なぜ身体の不調や心の停滞が起こるのでしょうか?

なにかの症状があったり、思考が堂々巡りをしていたり、感情的になりすぎたり、あるいは元気がでないとき、私たちは「エネルギーが足りないから、補給しなくては」と考えがちです。しかし、本当に必要なのは、エネルギーの「注入」ではなく、エネルギーの「発散」なのです。

エネルギー便秘を解消し、本来の自分を取り戻す

私たちは、ストレスや抑圧された感情、無理ながんばりなど、さまざまな理由で「エネルギー便秘」のような状態に陥ることがあります。体内に滞ってしまったエネルギーが、身体や心の不調として現れるのです。

だからこそ、この滞ったエネルギーを発散することさえできれば、気は自然と巡り、本来の活力が蘇ってきます。気とは、本来そういった「循環する」性質を持っているからです。

Unfolding Bodyworkでは、独自の方法でこの気やエネルギーの発散をお手伝いすることで、非常に短時間で深い脱力感やリラックス感を体験していただけます。

もちろん、深いリラックス感が最終目的ではありません。しかし、身体が自らエネルギーを発散し、本来の循環を取り戻すことは、あなたが本来の自分自身へと回帰していくための、かけがえのない最初の一歩となることは間違いありません。

私たちは、あなたのなかに眠る「自ら巡る力」を信じ、その扉を開くお手伝いをしています。

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