かつて、私は授業中に指されると、周りの視線がまるで体に突き刺さるようで、その極度の緊張から泣き出してしまうような子どもでした。人前で何かを表現することなど、想像すらできませんでした。
しかも、その緊張は身体にも深刻な症状をもたらしていました。ボディワークに出会う前は、背中が鉄板のように硬くなってしまい、寝返りすら打てず不眠症に悩まされていました。さらに、20代という若さで腕が上がらないような状態にまで陥っていたのです。
それが今の私を見てください。
自身の経験からの学びを伝える講師として舞台に立ち、人前で自由に踊り、絵画表現をし、時には踊って絵を描くパフォーマーとして活動しています。何かを特別に我慢することもなく、心から思うままに仕事をする、そんな人生を送っています。
しかし、ボディワークに出会うまでは、こんな人生が自分を待っているなんて、夢にも思っていませんでした。
人生を変えた、ボディワークとの出会い
私の人生の転機は、ボディワークによって「自分の根源的な問題」に気づけたことでした。
単に身体の不調が治った、という表面的な変化ではありません。長年の緊張や癖、生きづらさの根っこにあるものに気づいた瞬間、まるで霧が晴れるように、それを解消したいという衝動が自然と湧き上がってきました。不思議なことに、無理をすることなく、自然と解消できるようになったのです。
今では、以前のようなひどい症状は一切ありません。しかも、ほんの少しの不調を感じただけで、すぐに自分で体を本来の状態に戻すことができるようになりました。
この経験から学んだことは、自分自身と繋がること、そして自分の体に意識を向けることの重要性です。
これを実践できるようになってから、人生の選択に迷うことが一切なくなりました。未来への不安を感じることもなくなったのです。
思考ではなく「体」で決める人生の羅針盤
なぜ迷いや不安がなくなるのか?それは、思考ではなく体で決めていくからです。
体には、あなたが本当に進みたい道を教えてくれる確かな「知性」が備わっています。
例えば、私の場合、自分にとって間違った選択をしようとすると、すぐに体に窮屈感や詰まった感覚が起こります。私はそれを「道が間違っている」というサインだと判断し、一旦立ち止まってみます。
逆に、自分にとって本当に必要な選択をした場合は、体の奥底からエネルギーが湧き上がってくるような感覚があります。迷う余地のない、確信のエネルギーです。
このように、私たちの体は常に正直で、明確なメッセージを発してくれています。
難しく考えなくていい。体が勝手にやってくれる
「自分らしく生きる」ということが、とかく難しく感じられる現代ですが、実はそんなに難しく考える必要はありません。
ただ、自身の体に意識を向けるだけで、物事がとんとん拍子で進んでいきます。あなたの体は、あなたが意識を向けさえすれば、勝手にあなたの人生をより良い方向へ導いてくれるのです。
私たちは、この体の持つ驚くべき知性と力を知ってもらいたい。
そして、かつての私のように、緊張や不安、生きづらさに悩む方が、自分の体と繋がり、本来の自由と活力を取り戻してほしい。そのために、このボディワークを行っています。
このメッセージが、今、最もそれを必要としているあなたの元へ届きますように。