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治療と「治癒」は、まったく違うもの

腰痛や肩こり、あるいは原因不明の不調に悩んでいませんか?そして、何度治療を受けても、すぐに元に戻ってしまう…そんな経験はありませんか?

​身体になにかしらの症状が現れているとき、それはあなたのこれまでの生き方や、無意識の習慣が、今の身体の不調につながっていることを示しています。

​例えるなら、ジャケットのボタンを最初の穴からかけ違えてしまい、最後のボタンが余ってしまうようなものです。この「かけ違い」は、あなたの身体が抱える症状そのもの。多くの治療は、このかけ違えたボタンを無理に戻そうとすることです。一時的に症状は改善するかもしれませんが、またすぐに不調が戻ってしまうのは、なぜボタンをかけ違えてしまったのか、その根本原因が解決されていないからです。

​その原因は、あなたのこれまでの人生のなかにで身についた、無意識のパターンにあるかもしれません。

  • ​人前で「いい人」を演じてしまう。
  • ​本当はもう限界なのに、人からの頼みごとが断れない。
  • ​だれかに頼ることが苦手で、一人でがんばりすぎてしまう。

​こういったパターンが、身体に染みついた「かけ違い」の元なのです。

身体へのアプローチが、治癒への道を開く

​では、「治癒」とは一体どういうことでしょうか。

​それは、ボタンをかけ違えてしまうパターンそのものに、自発的に気づくことです。

​だれかに「あなたはこうだ」と指摘されても、頭では理解できても、身体に染みついたパターンは簡単には変わりません。「わかっちゃいるけど、やめられない」という新たなパターンを生むことさえあります。これが、従来の心理療法やセラピーが時間のかかる理由であり、ときには問題をより複雑にしてしまうことがあるのです。

​Unfolding Bodyworkでは、このプロセスを身体からアプローチします。

​私たちは、無理な力を加えたり、言葉でなにかを教えたりはしません。ただ身体にそっと触れ、身体が自発的に緩み、本来の状態に戻るのをサポートします。

​身体に染みついた緊張やパターンが緩むと、不思議と「ああ、自分はいつもこうしていたんだな」という自発的な気づきが生まれてきます。

​例えば、ずっと肩に力が入っていた方が、セッション中にそのことに初めて気づき、「私はいつも、人前で弱みを見せまいと肩を張っていたんだな」と理解する。あるいは、常に背中を丸めていた方が、身体が伸びた瞬間に「本当はもっと自由になりたかったんだ」と、心の奥底の声に気づく。そういった小さな発見が、行動を変える大きな一歩となるのです。

​この気づきこそが、行動を変え、習慣を変え、長年抱えてきたパターンを手放す第一歩となるのです。

​「治癒」とは、単に症状がなくなることではありません。身体的なアプローチを通じて自発的な気づきが起こり、それによって精神的に成長していくプロセスなのです。

​身体が変わることで、心や行動が変わり、結果として人生のボタンのかけ違いが自然に修正されていく。Unfolding Bodyworkが目指すのは、まさしくこの治癒のプロセスです。

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