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「ポンコツ」という言葉が教えてくれたこと:なぜ、あなたの言葉は身体の力を奪うのか

私は、自分自身を傷つけるようなネガティブな言葉をかけることはありません。物事にはポジティブもネガティブもなく、ただ「それがある」と認識するあり方を大切にしています。言葉が身体に与える影響についても、かねてより体験的に理解していました。

しかし先日、ふと「自分はポンコツだな」という言葉を口にしてみたところ、驚くべきことに、身体からスーッと力が抜けていくのを感じました。それは、笑ってしまうほど、明確な感覚でした。

そして、あらためて確信したのです。 私たちが何気なく使う言葉、特に自分自身に向ける言葉が、どれほどダイレクトに身体に影響を与えているのかを。

 

「言葉」は、身体への強力な「指令」

 

私たちの脳は、思考や言葉を現実と区別することが苦手です。そのため、「ポンコツ」という言葉を口にした瞬間、脳はそれを「ポンコツである」という強力な指令として身体に送ります。

  • 「ポンコツ」=「壊れている」「うまく動けない」

そうインプットされた身体は、その指令に従おうと、本当に力が抜けてしまうのです。

これは、私たちが普段何気なく使っている言葉が、実は身体の調子やパフォーマンスを左右する、強力な「魔法」のようなものだということを物語っています。

  • 「疲れた」と口にするたびに、本当に疲労感が増していく。
  • 「自分は不器用だ」と言うたびに、本当に身体が硬く、動きにくくなる。

私たちは、自分自身の言葉で、知らず知らずのうちに身体にブレーキをかけてしまっているのかもしれません。

 

Unfolding Bodyworkが大切にする「言葉と身体の一致」

 

この気づきは、Unfolding Bodyworkが大切にしている哲学と深く繋がっています。私たちは、身体に現れる不調を「悪いもの」として捉えるのではなく、身体と心の状態が「一致しているか」を大切にしています。

頭で「これはこういうものだ」と納得させていることと、身体が感じている感覚にズレがないか。そのズレこそが、様々な不調を生み出す原因だと考えます。

そして、今回私が「ポンコツ」という言葉を使ったことで、言葉と思考が一致し、それが身体にも正直に現れたという、普段とは逆のプロセスを体験したのです。

言葉に身体が素直に反応したということは、逆に言えば、私たちは言葉を通じて、身体の状態を変えることもできるということなのです。

 

「なぜその言葉をかけるのか?」私たちの言葉かけの哲学

 

Unfolding Bodyworkのセッションやクラスでは、私たちがクライアントの身体にかける「言葉」を非常に大切にしています。

たとえば、身体が緩み、拍動が始まったとき。私たちは「そうそうそう」と、まるで応援するように声をかけます。これは、身体が自ら変化を始めようとする力を信頼し、肯定するためです。

そして、決して「〇〇が歪んでいますね」「膝が悪くなっていますよ」といった、ネガティブで身体をジャッジするような言葉は使いません。なぜなら、そうした言葉は、その不調を「より現実化」させてしまうと知っているからです。

実際に、ボディワークのクラスでは、参加者の方に自分の身体に声をかけるだけで、身体が変化するワークを体験していただき、その驚きと可能性に満ちた反応を目の当たりにしています。

言葉と思考、そして身体が一致した時、私たちは本来持っている自己治癒力や活力を最大限に引き出すことができるのです。

 

「言葉の癖」に気づき、身体を解放する

 

「ポンコツ」という言葉が教えてくれたのは、私たちが無意識に使っている言葉の習慣(癖)が、いかに身体の力を奪っているかということでした。

もしあなたが、日々の不調や疲労感に悩んでいるなら、一度、ご自身がどんな言葉をよく口にしているか、耳を傾けてみてください。そして、その言葉が身体にどんな影響を与えているか、静かに感じてみてください。

そして、もしその言葉が身体を硬くするようなものであったなら、Unfolding Bodyworkで身体を深く緩め、あなたの身体が本当に語りたがっている声に耳を傾ける時間を持ってみませんか?

身体からの真実のメッセージを受け取ることで、あなたは、言葉と思考、そして身体が一致した、より軽やかで自分らしい生き方へとシフトしていくことができるはずですし、あなた自身の言葉が、あなたの身体を優しく導く羅針盤となるでしょう。

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