楽しい、嬉しい、怒り、悲しみ⋯⋯私たちには様々な感情が湧き上がります。しかし、これらの感情をそのままストレートに表現できる環境は、意外と少ないのではないでしょうか?多くの場合、私たちは感情を抑え込んだり、飲み込んだりしてしまいます。
あたかも感情をコントロールし、その場の状況や人間関係を円滑に見せかけることはできるかもしれません。しかし、そうやって抑え込まれた感情や飲み込んだ感情は、一体どこへ行くのでしょうか?
感情は「生き物」:身体に留まる拍動
感情はまるで呼吸をしているかのように、収縮したり、拡張したりして拍動しています。感情が起こったときに、その場で表現できたなら、拍動している感情は思う存分広がり、思いを果たすことができます。そうして、感情は自然に昇華されていきます。
しかし、起こった感情がその場で表現されず、抑え込まれたり、飲み込まれたりすると、拍動している感情は広がりたいのに広がることができず、思いを果たすことができません。そのとき、感情はあなたの身体のなかに留まり、拍動しながら思いを果たすその時を待っているのです。
もし、ある感情を表現できない環境に身を置くことが続くと、その感情が起こるたびに、抑え込んだり、飲み込んだりするパターンが生まれてしまいます。この状況が続けば、身体のなかに留まっている感情たちが、やがて身体を攻撃し始め、様々な症状となって現れることがあります。
感情は「生き物」、コントロールはできません。
身体に触れることで溢れ出す感情
人の身体に触れるボディワーカーはよく体験することですが、クライアントさんの身体(特に筋肉)に触れると、その方のなかに感情があふれ出してくることがあります。例えば、私の体験では、小胸筋に触れると悲しみの感情が出てくることが多いです。これは、感情が身体のなかに留まっている証拠であり、身体の感覚が敏感な私だからこそ気づけることです。
身体のなかに感情は留まります。その感情に気づいたら、大切なのは表現することです。ここで注意してほしいのは、「感情を表現すること」と「感情を人にぶつけること」は全く違うということです。
「感情を出したら嫌われるかも?」「だれかを傷つけるかもしれない」「どうせわかってもらえない」⋯⋯もしあなたがそう感じるなら、感情を人に伝えたり、ぶつけたり、理解させようとしているのかもしれません。
そんな必要はありません。ただ、感情を身体のなかから「出す」のです。それは部屋でひとりでできます。そのとき、感情に「身体をつける」のがポイントです。詳しくは以前ココカラに掲載した「感情を身体で表現してみよう」をご覧ください。
Unfolding Bodyworkがサポートする感情の解放
Unfolding Bodyworkでは、あなたの身体の奥深くに留まっている感情に、優しく、そして丁寧にアプローチします。無理に感情を引き出すのではなく、身体の緊張や滞りを緩めることで、感情が自然と解放され、本来の拍動を取り戻せるようサポートします。
抑え込まれた感情を身体から解放することで、長年抱えていた症状が和らいだり、心身の軽さや自由さを感じられるようになるでしょう。Unfolding Bodyworkは、あなたの身体が持つ「感情を昇華させる力」を信頼し、そのプロセスをサポートします。
あなたの身体は、どんな感情を抱え込んでいますか? 身体に留まる感情に気づき、解放することで、心身の真の自由と調和を取り戻しませんか。